これが自宅介護だ!在宅介護を推奨する本やサイトが隠す衝撃の真実!

自宅介護

多くの人が知らない自宅介護の実態

公的な施設の為、月々の値段も安い特別養護老人ホーム(特養)に入れなかったからといって、有料老人ホームと月額費用だけ比較して、安易に自宅介護を選んでしまうと大変なことになってしまいます。
とにかく介護者は、高齢者が起きている間(寝たきりなら寝ている間も)朝から晩まで付きっきりで過酷な労働を強いられるのです。
嫌々介護を引き受けていた場合は大変!気付いた時には手遅れで、要介護者の右腕として自分の時間を犠牲にすることになります。
さらに自宅での介護作業には体力を使う仕事も多く、中腰の作業が中心となる為、腰を痛めやすく、最悪の場合、まだ若いのに腰が曲がった老人のような体系になってしまうかもしれません。

そんな過酷な在宅介護ですが、自宅介護を推奨している書籍やサイトの中には、一番気になる具体的な介護内容が記載されていないところもあるのです!
こちらでは、自宅介護になった場合、具体的にどんなことをしなければいけないのかを詳しくご紹介しています。

起床介助(モーニングケア)

要介護者が起きたら朝食までの間に色々と介護する必要があります。
一日の初めは起床介助です。

1.蒸しタオルで顔を拭く
最初に自分で洗顔できないお年寄りの場合は、温めたタオルで顔や首、耳の後ろなどを丁寧に拭いてあげます。
2.歯磨きや義歯の挿入
次に歯磨きですが、柔らかい歯ブラシ、もしくは自分の指に湿らせたガーゼを巻いて口内の汚れを拭き取ってあげます。歯ブラシの場合は力加減が難しいので、要介護者の様子を伺いながら丁寧に作業する必要があります。入れ歯の人であれば義歯の挿入をしてあげます。
3.頭髪の整容
髪型のセットをしてあげます。女性の場合は特に容姿を気にしてあげることで朝から元気に過ごせます。
4.男性の場合は髭剃り
男性の場合は髭剃りをしてあげます。毎日の介護では電動シェーバーが便利です。
5.着替え
パジャマと部屋着が別な場合などは着替えを手伝います。

このように朝から色々と大変な介護作業。
特に子供と違い体も大きいので洋服を着替えさせる作業は大変です。

トランス(トランスファー)

ベッドから車椅子に移動したり、トイレに移動するのを補助することを介護用語でトランスと言います。
身体の弱い高齢者の場合は移動する際も介護が必要になるのです。

食事介助

食べ物を口まで運び食べさせてあげます。

その他に、食べ物が喉に詰まらないよう食材を細かく切ったり、顎の力が弱い高齢者の為に食材を柔らかく調理したりと、介護食の場合、調理にも気を付けなければいけない点が多くあります。

口腔ケア

食後には必ず口腔ケアをする必要があります。
うがいをする時は殺菌効果のある緑茶がおすすめ!モーニングケア同様に歯ブラシ、もしくは自分の指に湿らせたガーゼを巻いて口内の汚れを綺麗に拭き取ります。

特に高齢者は免疫力の低下とともに口の中の雑菌が増殖してしまいます。
病気のリスクを減らすためにもコマメな口腔ケアが必要になるのです。

排泄介助

人によっては一番過酷な排泄介助。
高齢者は腹圧が弱まっていて排泄に時間がかかるので、トイレに座った後もすぐ排泄できません。
なので排泄の際は、要介護者が焦らないよう、介護者は気長に待っている必要があるのです。
具体的な排泄介助の内容は下記の通りです。

1.声掛けなどでトイレへ誘導する
失禁を防止するために定期的に声掛けしてトイレへ誘導します。
2.ズボンやパンツの上げ下ろしを介助する
ズボンやパンツを下げたり上げたりする作業を手伝います。
3.失禁や失敗後の清掃処理をする
やはり失禁やトイレの失敗は介護に付き物。やってしまった時は仕方ありません。失禁(尿失禁)にはくしゃみや重いものを持ち上げることなどで急激に腹圧が高まって生じる【腹圧性尿失禁(ストレス性尿失禁)】や前立腺肥大症で見られる【奇異性尿失禁】、尿路感染症で尿意が強くトイレに行くのが間に合わずに漏らしてしまう【切迫性尿失禁】などがあります。トイレを失敗した場合でも高齢者を叱るのはナンセンス。失禁を防止するためには、トイレが成功した時に褒めた方がよいそうです。
4.大便の後のお尻拭きを介助する
うんちをした後はお尻をちゃんと拭けていないこともあるので、ウォシュレットやお尻拭きで清潔にしてあげます。トイレにウォシュレットが付いていない場合でも、シャンプーの空き容器に水を入れてプッシュすれば、洗浄補助器具として代用することができます。
5.寝たきりの場合はオムツ替えをする
高齢者がオムツをしている場合は定期的にオムツ替えしてあげる必要があります。
※人工肛門や人工膀胱(ストーマ)を装着している場合は、パウチに溜まった排泄物の処理をする
パウチ交換は医師、看護師の管理下において、医療職以外の人間が交換することも可能ですが、交換する際は必ず訪問看護師から指導を受け行う必要があります。
※摘便する
摘便とは、大便が肛門の入り口まで来ているのに出てこない時に、指先で便をかき出す方法ですが、医療行為ですので訪問看護師の方にお願いする必要があります。素人が行うと粘膜を傷つけてしまう危険がある為、絶対にやってはいけません。

医薬品使用の介助

薬を飲んだり、湿布を貼ったりするのを手伝います。

内服介助
薬を服用するのを手伝います。
軟膏の塗布
患部に軟膏を塗ってあげます。
湿布の貼付
手の届かないところに湿布を貼ってあげます。
点眼薬の点眼
目薬を差してあげます。
坐薬の挿入
お尻に坐薬を入れてあげます。
お灸
お灸をしてあげます。

入浴介助

入浴の手伝いは介護作業の中でも特に体力のいる仕事です。
水温に注意したり、高齢者が転倒しないように注意したりする必要があります。

1.服を脱がせて風呂場に入れる
洋服を脱がせて風呂場に入るのを手伝います。
2.洗身(洗体)
体を洗ってあげるのですが、水虫などが感染する恐れがあるので、足の指の間などは最後に洗うようにする必要があります。洗身(洗体)の順序は( 頭部 → 洗顔 → 背中 → 両腕 → 体幹(胸部や腹部) → 両足(足首より上まで) → 陰部 → 足首から下 )の順です。タオルを使って洗う場合、足首から下用に別のタオルを用意した方がよいです。
3.体を拭き服を着せる
体についた水分を丁寧に拭き取り洋服を着せます。
4.耳垢の掃除をする
耳垢がふやけて柔らかいうちに綿棒で掃除してあげます。
5.髪の毛を乾かす
髪の毛を丁寧に乾かしてあげます。

就寝介助(ナイトケア)

一日の終わりは就寝介助です。

1.蒸しタオルで顔を拭く
就寝前も汗をかいているのでタオルを温め顔や首、耳の後ろなどを丁寧に拭いてあげます。
2.口腔ケア(歯磨きや入れ歯洗浄)
モーニングケア同様に口腔ケアをし、入れ歯の場合は歯洗浄に漬けてあげます。
3.着替え
入浴をしていない場合など、普段着や部屋着から着替えていなかった場合は着替えを手伝います。

寝たきりの場合は、身体を動かすことができず、いつも同じところが圧迫されることで、床ズレになってしまいます。
床ズレ予防の為には、2時間ごとに体位の変換を行う必要があります。

訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用する

訪問介護を利用して自宅介護の一部をホームヘルパーや介護福祉士に任せ、介護者の負担を軽減させる方法もあります。

訪問介護を利用するには

訪問介護(ホームヘルプサービス)は、資格を持っているホームヘルパーや介護福祉士が利用者の自宅に来て、要介護者の身体介護や生活援助を行ってくれるサービスです。

しかし、訪問介護を利用するには要介護1から5までの要介護認定を受ける必要があり、要介護認定を受けていない場合はホームヘルプサービスを受けることができないのです。

訪問介護を受けるまでの流れ

窓口に相談及び申請に行ってから認定がおりるまでには数回の調査があり、期間としては1ヶ月~2ヶ月かかってしまいます。

1.要介護認定申請
市区町村や地方包括支援センターに介護サービスの利用を相談及び申請に行きます。
2.認定調査
申請を受けた市区町村は被保険者の自宅や入院先、入所先に調査員を派遣し詳しく調査します。また、市区町村はそれと同時期に申請書で指定された主治医に対し意見書の作成を依頼します。
3.一次判定
国の定めた基準により認定調査結果と主治医意見書が評価されます。
4.二次判定(介護認定審査会)
一次判定結果と認定調査結果、主治医の意見書を元に、要介護度と認定有効期間が最終的に判定されます。
5.通知(介護サービス開始)
市区町村は、二次判定結果を受けて、要介護認定の結果を被保険者に通知します。そして、介護保険被保険者証には要介護認定の結果が記載されます。
※緊急の場合
緊急の場合には認定がおりる前にサービスを開始する場合があります。

訪問介護のサービス内容

ホームヘルプサービスには「身体介護」と「生活援助」があります。

身体介護では起床介助、トランス、専門的な調理を含む食事介助、排泄介助、服薬介助、入浴介助、就寝介助など、自宅介護の基本的なところを全て請け負ってもらえます。

また、生活援助では買い物の代行、調理、掃除、洗濯など、日常的に行なわれる家事の範囲内のことを手伝ってもらえます。

大変便利なホームヘルプサービスですが、内容によってはできないこともあります。

利用者様の不在時のサービス
自宅に利用者がいない時には生活援助などの訪問介護を受けることはできません。
ヘルパーが行なわなくても支障が生じないこと
草むしりや花木の水やり、犬の散歩やペットの世話などはできません。
日常的に行なわれる家事の範囲を超える内容
家屋の修理、ベランダや庭の掃除、床のワックスがけ、窓拭きや換気扇の掃除、大掃除、部屋の模様替え(壁紙の張替えなど)、正月等のために特別な手間をかけて行う調理など。

訪問介護のサービス料金

要介護1~5の認定を受けた場合

サービス費用の設定 利用者負担(1割)
(1回につき)
身体介護 20分未満 165円
20分以上30分未満 245円
30分以上1時間未満 388円
1時間以上1時間半未満 ★564円
生活援助 20分以上45分未満 183円
45分以上 225円
通院時の乗車・降車等介助 97円

★30分増すごとに+80円

平均的な介護サービスの利用額は約3万7千円

3万7千円
介護保険では、要介護度に応じて月あたりの支給限度額が決まっている為、限度額を超えてしまうと原則、全額自己負担(10割負担)となります。
(※限度額までの範囲であれば、サービスの利用に応じて自己負担分は1割)

多くの世帯では介護保険の支給限度の範囲内でサービスを利用しているようですが、限度以上の介護サービスを利用している世帯では介護保険ではカバーされない部分で負担が重くなっており、要介護度が高いほど全額自己負担額も多くなっているようです。

全額自己負担分の支出が発生する例

利用方法や状況によって全額自己負担分の支出が発生することがあります。

  • 事業者のサービスを中心とした在宅介護をしている。
  • 普段介護している家族が病気になってしまった。
  • 要介護者の状況が悪化してしまった。
  • 一時的に介護サービスを沢山利用してしまった。

介護保険の限度額を超過してサービスを利用した場合の利用料は、全額自己負担(10割負担)となりますので注意が必要です。

要介護認定がおりない!(対象外)

訪問介護を受けるにあたり絶対条件となる要介護認定ですが、これからは認定率が過度に下がるかもしれません(ほとんど認定されなくなる)。
高齢者が長生きしていることもあり、今後は年々増加し膨らみ続ける介護費を抑制する為、介護保険制度が大幅に改正され、ますます要介護認定が受け難くなります。
実際に厚生労働省は要介護認定を受けた人の割合(認定率)を下げた都道府県と市区町村に財政支援する(介護が必要な高齢者の数を減らした自治体には国がお金を出す)方針を固めており、今後は要介護認定が過度に抑制されてしまうかもしれません。

もしかすると、これからは、無届けの(保険が適用しない)ホームヘルパー(外国人労働者など)が増え、利用者の足元を見た悪徳業者がバカ高い利用料金を請求してくるなどのトラブルが頻繁に起こるかもしれません。

自宅介護に限界を感じるのは時間の問題

介護未経験で嫌々介護を引き受けた人の場合、朝から晩まで(寝たきりの場合は365日24時間)付きっきりで介護しなければいけない現実にどれだけ耐えれるでしょうか?

基本的な介護はもちろん、高齢者からの注文や愚痴、ダメ出し、説教まで受けていたら「介護うつ」になるのも時間の問題です。
仮に要介護認定がおり、訪問介護のサービスを受けることができるようになったとしても、ホームヘルパーに365日24時間の全てを任せることはできないのです。

とにかく、自分の時間を要介護者に捧げる覚悟(日々の介護に人生を奪われても後悔しない覚悟)がない限り、親へは出来るだけの資金援助を行い、自らを犠牲にする自宅介護は辞めた方がよいのです。

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