在宅介護で介護うつ!老い先短い親のせいで家族が自殺に追い込まれる!

介護うつ

親の在宅介護が原因で家族が「介護うつ」に

どんなに元気な人でも過酷な介護が長引けば、それが原因で発症する可能性のある「うつ病」。
介護が原因で発症する「介護うつ」は、他の家族に気付かれぬ間に症状が悪化してしまうことがあり、最悪の場合、介護者が自殺してから症状に気付くことも。
老い先短い親の在宅介護を引き受けた為に、一番大切な子供や配偶者が死んでしまっては本末転倒。
家族に負担が重くのし掛からないように、介護は最初から最後まで全てプロの介護士に任せるべきなのです。

「介護うつ」になる原因

在宅介護をしている人が「介護うつ」を発症するのには様々な原因があります。

介護による精神的なストレス

介護による精神的なストレスといっても、ストレスを感じるところは人それぞれ。
例えば、

  • オムツ替えや排泄ケアなどの過酷な作業
  • ワガママな高齢者とのコミュニケーション
  • 介護費用などの金銭的な不安
  • 高齢者が長生きで介護に終わりが見えないこと
  • 介護によって奪われていく自分の時間
  • 介護の犠牲にした出世や結婚に対する未練
  • まだ住宅ローンが数十年残っているおしゃれなマイホームが入浴補助器具の設置など、老い先短い親の住みやすさを重視した住宅改修により老人ホームみたいになってしまったこと

など、食べ物の好き嫌いのように、ストレスを感じるところは人によって違ってきますが、多くの場合、介護に対する不満や不安から強いストレスに発展してしまうようです。

強い責任感が原因で無理をする

責任感のある真面目な人や、全力投球で頑張る人が介護に携わると、身体に鞭を打ってまで懸命に介護してしまうので、精神と身体のバランスが崩れ、気付かぬ間に介護鬱になっていることがあります。

孤独で相談もできず、ストレスの捌け口もない

日々成長し育っていくのが目に見えてわかり、常に喜びを感じることができる子供の世話とは打って変わって、症状が悪化していく親を懸命に介護する在宅介護は暗く孤独で、SNSなどを通して近況を投稿できるような出来事も一切無く、普通に楽しく暮らしている人には気持ちがわかってもらえない為、相談もできません。
親の介護で自由な時間もお金もない為、友達と遊びに行くことすらできず、ストレスを溜め込んでしまうのです。

介護をやりきった後の燃え尽き症候群

介護を最後までやり遂げることに全てを捧げてきた為、介護が終わった途端、人生の意味や目的など、生きる指標を見失い、燃え尽き症候群のような症状から鬱状態になってしまうのです。

「介護うつ」によくある症状

介護鬱の症状ですが、原因が介護にあるだけで、症状はよくある鬱病と同じです。
うつ病の症状には「精神的な症状」と「肉体的な症状」があります。

精神的な症状

  • マイナス思考になり、気分が落ち込み、悲しい気持ちになる。
  • やる気が出ない、集中力が低下し、注意力が散漫する。
  • 些細な決断もできず、人の言っている意味を理解するのに時間がかかる
  • 今まで熱中していたこともやる気にならない
  • 友人や家族など、人と関わることが嫌になってくる
  • 外見などを気にしなくなる
  • 落ち着きがなくなってしまう

肉体的な症状

  • 疲れているはずなのに寝付けない
  • 夜中に何度も目を覚ましたりするので寝た気がしない
  • 何を食べても美味しく感じず食欲がなくなる
  • 突然過食になり体重が増加することがある
  • 身体がだるく重い、疲れがずっと残っている
  • 女性の場合、月経が不順や性欲の低下
  • 男性の場合、勃起不全や性欲の低下
  • 鈍い頭痛が取れない
  • 動悸が治まらない
  • 胃痛が続く
  • 便秘になりやすい

在宅介護者の4人に1人が「介護うつ」

厚生労働省の調査では、自宅で介護している介護者の4人に1人が「介護うつ」という結果が出ており、それは年々増加している傾向にあるようです。

介護をしていた親が死んだ後に「介護うつ」

仕事や結婚、自分の時間など、人生を介護に捧げてきた人は特に、介護していた人が死んでしまうと、燃え尽き症候群のような症状になり、「介護うつ」を発症してしまうのです。

うつ病の治療方法

うつ病は「早期発見」がとても重要と言われている病です。
主な治療法として抗不安薬・抗うつ薬といった薬物療法が用いられます。
うつ病に特化したクリニックなどに通えば、薬物療法以外にも、定期的なカウンセリングなどを受けることができますので、ちょっとでも思い当たることがあれば、早めに受診することをおすすめします。

介護費用と鬱病の治療費

うつ病で通院する場合に毎度掛かる費用は3,000円~5,000円程度を目安にしておくとよいかもしれません。
しかし、ギリギリの家計でやりくりしている場合、介護費用以外に支出が増えることを考えれば、数千円が命取りになります。

二頭追うものは一頭も得ず

親の介護を請け負ったことで、「介護うつ」になった家族を助けられなかったら本末転倒。
もし、最後まで親孝行したいという強い善意があったとしても、家族を見捨てることができないのなら親を自宅で介護することは諦めた方がよいです。

介護しながら予防などできない

よくある介護本や介護サイトの記事に目を通すと“「介護うつ」を予防する”といった項目が目につきますが、そんなのは綺麗事で、無理な話です。
実際に過酷な在宅介護を押し付けられた場合、4人に1人が「介護うつ」になってしまうのが現実なのです。

「介護うつ」になりたくなかったら

「介護うつ」になりたくなかったら、介護本や介護サイトが語る理想論に惑わされないようにすることです。
多くの介護本や介護サイトでは、在宅介護で介護鬱にならない為にも「自分の人生と介護は切り離して考えること」などと理想的なことだけを書いていますが、実際そんなに上手く割り切って生きていける人はほとんどいないのです。
特に在宅介護の場合は、自分の人生の中に親の介護があるので、切り離して考えることなどできません。

家族が「介護うつ」になって自殺してしまう最悪の事態を防ぐには

  • 在宅介護は受け入れない
  • 親の介護はお金の支援のみにする
  • 介護は最初から最後までプロに任せる

これに限ります。

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